2011年08月15日

戦争のはなし

子供の頃からおじいちゃんに戦争のはなしはよく聞かされていました。


そんなおじいちゃんも亡くなり、今ではおばあちゃんから当時の話をよく聞きます。


祖父母家族は昔三保の方に住んでいたらしく、そこは飛行機の部品工場があったので空襲で狙われたそうです。


防空壕なんてあっても意味なかった。

みんな逃げ込んでも、入口辺りに爆弾が墜ちたら中は丸焦げだった。

おじいちゃんが働いてるいる所にも爆撃がきて、たまたまあった物陰に隠れた瞬間近くに爆弾が墜ちて、おじいちゃんは助かったけど爆風で服がぼろぼろ。


物陰から恐る恐る出たら、足のもげた死体やらメチャクチャだったそうです。


大工さんが来る日も来る日も棺桶を作る音がカンコンカンコン響いていたそうです。


空襲が来ると足元の見えない暗闇を転びながら、幼子をおんぶして年寄りの手を引いて必死で逃げた。

転んでケガすることなんか、死ぬことを考えたらなんでもなかった。


焼夷弾が墜ちると辺りをパッと明るく照らす。

焼夷弾は飛行機から爆破する対象物があるかどうかを見るためのもの。

おばあちゃんが焼夷弾の墜ちたとこを駆け抜けてから立ち止まって振り向くと、ドカーンと爆弾が墜ちて爆発した。


恐ろしくなってまた走る。

空襲がある時は夜通し逃げ惑ったそうです。


もっと書ききれないくらいあります、話は尽きません。


実際体験した人の貴重な話です。


戦争を体験したお年寄りがだんだんいなくなってしまうのが、とても怖いです。



Posted by popo at 18:06│Comments(0)
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