2019年08月11日
空手のはなし


小学生でも1級ともなると、前に立って準備体操、基本稽古をやってもらいます。
できないと困ります。
うちの道場では、むしろ子供の方が一般部よりもシャキッと前でできるかも(^_^;)
大人の方がちょっとオロオロ気味な気がします。
それじゃ困るんですけど。
話は変わって、私の低学年クラスに最近また新しい仲間が入り
一人の男の子がまぁ暴れん坊で、スパーリングでは自分より小さい子や女の子でも、容赦なくぶっ飛ばして蹴り倒して
加減が分からないとはこのこと
幸いうちの道場の子は、そんなことされても泣いてしょげることはないので大丈夫だったんですが
同時期に入った子は泣かされて
これはなんとかせねば…
ある日の稽古のスパーリングの時に、その子を上のクラスの集団に混ぜてみました。
そして、青帯の女の子に上段を蹴られてまさかの大泣き(^o^;)
そんなに泣く?ってくらいにわーわー声上げて泣いて
あんなに威勢良かったのが一発でこれ?えー…
でした(^_^;)
たったその一発で最後までメソメソ泣いて
「泣いてもいいから挨拶と返事はちゃんとしなさい」
それがうちのやり方
その子には、蹴られるってどういうことか分かった?
蹴るということ、蹴られるということはそういうこと。
今までいっぱい蹴ってぶっ飛ばしてきたよね?
同じことだよ。
痛みをしって、相手の気持ちが分かるんだよ。
という話をしました。
これでもう空手やりたくないとなれば、それはそれで仕方ない。
こういう時は賭けです。
でも彼は次の稽古もちゃんと来て、そして今では目付きが変わったというか
瞳がしっかりしてきました。
よかった(^-^)
スパーリングはおふざけでやってはいけない、ということが分かったようです。
身をもって知ること
空手ならではの経験だと思います。
このまま優しく強くなって欲しいな~)^o^(
Posted by popo at
12:32
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